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漆喰(しっくい)について

当クリニックでは建物の内壁に(株)四国化成建材の「ネオしっくいⅡ」を採用しています。

漆喰(しっくい)とは

消石灰を主成分にした塗り壁の種類です。古くからお城・神社仏閣などお殿様が居住する空間の壁として多く使用され、2009年~2015年に行われた姫路城の平成の大修理としてテレビでも取り上げられました。

漆喰壁の特徴

  • インフルエンザ・新型コロナなどのウイルスを不活化させる作用がある(※1)。
  • 主成分である消石灰は自己硬化性を有することから、他の材料と異なり固化材(樹脂など)を使用しない100%自然素材の壁材「本漆喰」として多く採用されている。
  • 強アルカリ性のため、高い抗菌・防カビ性を有する。
  • 主成分である消石灰は土・砂と同じく無機物であることから、不燃材料として国土交通大臣に認定されている(火災時有害ガスが発生しない。)
  • 近年、多くの建築物にはビニルクロスが採用されているが、ビニルクロスに比べ調湿性・消臭性などの機能を有する。
  • シックハウス症候群(※2)の原因物質とされるホルムアルデヒドを吸着する特徴がある。

※1長崎大学高度感染症研究センター 漆喰塗料の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化を実証 <わずか接触5分で99.9%以上を不活化> の2020年10月5日付けニュースリリースより(全ての漆喰について、実験を行ったものではなく同様の結果を保証するものではありません。)

※2シックハウス症候群…建材に使用されている物質や暖房器具などの燃焼ガスが空気を汚染し、様々な体調不良を引き起こす疾患の総称。

当クリニックの想い

耳鼻科クリニックであるがゆえに咳・くしゃみをしている患者さん、アレルギー性鼻炎喉頭アレルギーの患者さんもたくさん来院されるため、そのような患者さんにとっても快適な空間となるよう漆喰壁を採用することに致しました。

古くから日本の建築物に使用されてきた漆喰は、現代においてもなお上記のような様々なメリットのある素材であり、当クリニックを受診する患者さんにはお殿様のように快適な空間で過ごしていただきたいと考えております。

補足事項

土・砂を主成分とする塗り壁は自己硬化しないため、若干の樹脂を固化材として利用するケースがあります。本漆喰は100%自然素材のため、長期的には固化材を使用した塗り壁に比べると粉化や表層の微細なヒビなどが発生しやすいです。ビニルクロスに比べると調湿性能を有しますが、珪藻壁に比べると調湿性能は若干劣ります。何を優先事項とするかを見極める必要があります。

またウイルスを不活化すると言っても、漆喰壁の建物の中にいればウイルスへ感染しないことを保証するものではありません。各自での感染対策も同様に大切と言えます。

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