口の乾燥
口の乾燥
口の中が乾く…
口の中が乾く原因としては加齢によるものが多いですが、注意しなければならないのはシェーグレン症候群など、口の中にとどまらない病気が潜んでいる場合です。
シェーグレン症候群になると、口の乾燥のほか、眼の乾燥(ドライアイ)、鼻の乾燥(鼻血や鼻の中にかさぶたができる等)、息切れ、発熱、関節の痛み、脱毛、日光過敏症といった症状があります。
シェーグレン症候群はクリニックでの検査のみで正確に診断することは難しく、膠原病(こうげんびょう)の専門医が最適です。総合病院の内科を受診して検査を受けることが必要になる場合が多いです。
他の原因は?
口の乾燥は他には糖尿病や甲状腺の病気でも起こりえます。
よくある誤解ですが、「朝起きたら口の中がカラカラにかわいている」は病気ではない場合が多いです。
人間は誰でも睡眠中は唾液がほとんど出ないため、深夜に目が覚めた場合や朝起きた直後は口の中が乾いている場合が多いです。その場合はあせらず水分を一口飲んでください。水分を取って口の乾きが治るようであれば心配いらない場合がほとんどです。
このように治療していきます
上に挙げたようなシェーグレン症候群、糖尿病、甲状腺の病気などが原因である場合、それらの病気を治療することが口の乾燥の治療にもなります。それ以外が原因である場合、唾液を出す飲み薬やうがい薬、漢方などで治療していきます。