声帯ポリープ
声帯ポリープ
喉の奥にある声を出す声帯にできものができてしまった状態です。この病気になると声がかすれてきたり、長い時間話をするのがつらくなったりします。耳鼻科で内視鏡(ファイバー)の検査で声帯を観察することでわかります。
この病気の原因は?
声の酷使、風邪や喫煙などの炎症などが原因で起こります。学校の先生や芸能人などはこの病気になりやすいですが、お仕事などで声をよく使う方は起こりやすいと言えます。声帯ポリープ自体は声がれの原因にはなっても命をおびやかすことはほとんどありません。
このように治療していきます
基本的には手術です。ただし声帯の長さは1cm程度でありポリープは数mm程度である場合が多く、非常に繊細な手術が必要になるため、全身麻酔で眠った状態で顕微鏡で見ながら手術を行います。口から喉にかけて顕微鏡で見ながら行う手術であり、体の表面の皮膚のどこかに傷がつくことはありません。
声帯のできものがポリープのように見えて実はガンだったというケースも稀にあります。ポリープだからといってほったらかしにせず、定期的に耳鼻科に通院してチェックしてもらうことをおすすめします。