アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎とは…
人間の体には、体の外から入ってくるものを取り除こうとする働きがあります。これをアレルギー反応といい、アレルギー反応を起こすものをアレルゲンといいます。アレルゲンになりうるものには、スギ花粉や家のほこり(ハウスダスト)、犬や猫の毛などなどたくさんあります。これが鼻の中でアレルギー反応を起こすとアレルギー性鼻炎としてくしゃみや鼻水といった症状が出てきます。花粉が原因である場合はいわゆる花粉症と呼ばれています。
どんな症状が出る?
アレルギー反応が鼻に起こるとアレルギー性鼻炎として鼻水やくしゃみ、
目に起こるとアレルギー性結膜炎として目のかゆみ、
皮膚に起こるとアトピー性皮膚炎、
気管で起こると喘息が起こります。
またアレルギー反応があるものに対して敏感になった時からアレルギー性鼻炎が起こりますので、今までくしゃみや鼻水で困ったことがなかったという方でも急にアレルギー性鼻炎になることがあります。
アレルギーがあるかどうかは、30分で41種類わかるアレルギー検査があります。これは注射をせず、指先から少し血をとるだけでできる検査なので、注射が苦手な方にもおすすめです。
このように治療していきます
アレルギー反応は本来、外から入ってくるものから体を防御するために必要な反応なので、アレルギー反応そのものを無くすことはできません。
治療としては、鼻の中だけアレルギー反応を抑える薬を使います。飲み薬や鼻にさす噴霧薬があります。
飲み薬はいくつも種類があり、人によって合う合わないがありますので、ある薬で効果を感じないようであれば別の薬に変えてみるのも手です。遠慮なくおっしゃってください。
また舌下免疫療法や後鼻神経切断術という治療法もあります。