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【耳鼻科医が解説】クーラー病?寒暖差による喉の痛みや長引く鼻水の原因と対策

[2026.08.21]

「エアコンの風に当たりすぎて喉が痛い」 「風邪ではないのに、水のような鼻水や寒気が止まらない」

8月下旬から9月にかけて、このような症状で当院を受診される患者様が非常に増えてきます。

「クーラーの冷えすぎかな?」と放置してしまいがちですが、実はこれらは「クーラー病(冷房病)」や「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」が原因かもしれません。

今回は、耳鼻咽喉科の専門医の視点から、この時期に起こりやすい鼻や喉の不調の原因と、ご家庭でできる対策・受診の目安について分かりやすく解説します。

(なお、「クーラー病」「寒暖差アレルギー」はいずれも正式な医学用語ではありません。)

なぜ夏終わりから秋口に「喉の痛み」や「鼻水」が増えるのか?

主な原因は、「室内外の寒暖差」と「エアコンによる空気の乾燥」です。

1. 自律神経の乱れ(クーラー病・寒暖差アレルギー) 屋外の猛暑と、冷え切った室内に何度も行き来することで、体温を調節する自律神経が過剰に働いて疲弊してしまいます。自律神経が乱れると、鼻の粘膜にある血管のコントロールが上手くいかなくなり、サラサラとした水っぽい鼻水や鼻づまりが引き起こされます。

2. エアコンの風による喉・鼻粘膜の乾燥 冷房の効いた室内は、想像以上に乾燥しています。粘膜が乾燥すると、自律知覚が過敏になり喉に違和感や痛みを生じるだけでなく、バリア機能が低下してウイルスや細菌に感染しやすい状態になってしまいます。

ご家庭でできる3つの予防・対策法

不調を感じた際は、まず以下の対策を試してみてください。

  • 室温と外気温の差を「5度以内」に抑える

    エアコンの設定温度を下げすぎず、羽織るものや膝掛けを活用して体感温度を調整しましょう。

  • こまめな水分補給と加湿

    冷たい飲み物ばかりではなく、温かいお茶や常温の水で喉をうるおしてください。

  • 入浴で自律神経を整える

    シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯に浸かって体を温めることで自律神経のバランスが整いやすくなります。

耳鼻咽喉科を受診すべき目安

単なる冷えや疲れだと思っていても、裏で「夏風邪(ウイルス感染)」や「アレルギー性鼻炎」が併発しているケースも少なくありません。

以下のような症状がある場合は、我慢せずに耳鼻咽喉科にご相談ください。

  • 喉の痛みが強くて唾液やご飯を飲み込むのがつらい

  • 黄色や緑色の粘り気のある鼻水・痰が出てきた

  • 37.5度以上の発熱や強いだるさがある

  • 症状が1週間以上長引いている

耳鼻咽喉科では、鼻や喉の粘膜の状態を直接確認し、必要に応じて抗ヒスタミン薬や消炎鎮痛剤、点鼻薬など、症状に合わせた適切なお薬を処方することが可能です。

まとめ

夏の疲れが出てくるこの時期は、寒暖差や冷房による鼻・喉の不調が起こりやすくなります。

「ちょっとした違和感だから」と無理をせず、症状が長引く際や辛い場合は、お気軽に当院(もとお耳鼻咽喉科クリニック)までご相談ください。

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